徘徊回顧録 by もりたけし

    水は流れる
    雲は動いて止まらない
    風が吹けば木の葉が散る
    魚行いて魚の如く
    鳥とんで鳥に似たり
    それでは二本の足よ
    歩けるだけ歩け
    行けるところまで行け

           山頭火

   放浪は自然への回帰、精神の解放!?
   真打ち登場!!

    
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vol.1 プロローグ
  
vol.2 英語との出会い−その1
   vol.3 英語との出会い−その2


 Vol.4  〜ホームスティ−その1〜  

前回までで、
小生が如何にして”英語”と出会ったかをお伝えしたが
それ以降は大概のご同輩と同様の道のりを辿る事となる。  

つまり学校教育における”英語の授業”である。  

”英語の授業”。
今だからこそ言えるが、これほど退屈な物は無かった。
特に、発音記号だの、文法だの、”万事、実戦が全て”の小生にとっては
拷問以外の何物でも無かった。
 
結果、当然の如く、成績は低迷
高校に進学した時点では、英語の成績では正直、下の方から数えた方が早かった。  

しかし、”事実は小説よりも奇なり”とは良く言ったもので
そんな小生に、
再び”体で覚える英語体験”のチャンスが訪れる事となるのである。  

それは忘れもしない、高校2年の春であった。
担任からの通信で、
”この夏、米国でのホームスティ企画がある、
参加は自由”
との連絡が入った。  
しかも、これが母校始まって以来の最初の試みという事で、
対象学年を2年生に絞った、と言うのである。  
言い換えるなら”旅先で何が起こるか判らない”という事である。  

どうも、小生の人生の旅路、目の前には獣道すら通っていないようである

これを見て反応したのは、本人よりも親達の方であった。
どうやら親同士の対抗意識を擽られたらしい。  
行く本人達を他所に、親達が挙って説明会に殺到するという、
奇妙な現象にまで 発展してしまった。  

迷惑なのは子供達である。
親の見栄で”貴重な高2の夏休み”を失ってしまうのだから大変である。
皆、部活に精を出し、お陰でこの年の我が高のスポーツ競技は、
挙って優秀な成績を 修める結果となるのである。  

それはさておき、小生の場合は大ピンチであった。
諸事情により
中学から続けていたラグビー部から一時的に遠のいていたのである。
つまり、簡単に言えば”暇だった”訳である。  
小生のささやかな野望としては
地方で旅行がてらバイトでもして、あわ良くば 一夏の恋でも・・・
というくらいのものである。  
それまで部活一本槍だったお陰で、小生にとってと言えば”合宿”だった。
であるからこそ、ささやかな野望とは言え”長年の夢”だった
” 暇な夏休み” 断固死守すべし!  
そう考えるのも無理は無いと思う。  

その貴重な「高2の夏」を何故、
野郎ばかり数十人と異国で過ごさねばならない

小生の結論に迷いは無かった。  

しかし、小生の人生の歯車は、本人と同様丸くは無かった。
決意した正にその翌朝、
憐れな一人の高校二年生は 落胆と共に大絶叫を上げる羽目となるのである。  

それは何故か?
机上に置かれた 「ホームスティプログラム参加者の栞」
を発見したからに他ならなかった。

またまた、長くなったので、以下次号。

え!? 「日本全県制覇」の方はどうなったか、って?
フフフそのうち、そのうち(汗)